先日、Windows PCでGoogle Chromeを起動しようとしたところ、次のエラーが表示されました。
このアプリケーションのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベントログを参照するか、コマンドラインツールsxstrace.exeを使用してください。
「OK」を押して閉じたり、PCを再起動したりしてもChromeを起動できません。
いくつか対処方法がありますが、今回の環境ではGoogle Chromeをアンインストールして再インストールすることで解決しました。
この記事では、実際に解決した方法を中心に、「サイドバイサイド構成が正しくない」と表示された場合の対処法を紹介します。
※実際に発生したのはWindows 10環境ですが、現在のWindows 11でChromeを再インストールする手順も併記しています。
「サイドバイサイド構成が正しくない」とは?
このエラーは、Windowsでアプリケーションを起動するときに必要なコンポーネントを正常に読み込めない場合などに発生することがあります。
エラーメッセージには、
「イベントログを参照するか、コマンドラインツールsxstrace.exeを使用してください」
と表示される場合があります。
旧記事では「必要なVisual C++ランタイムがインストールされていないことが原因」と断定していましたが、実際にはそれだけとは限りません。
Visual C++ランタイムなどアプリの動作に必要なコンポーネントが関係するケースもありますが、アプリ自体のインストール状態に問題が発生している可能性もあります。
今回のChromeでは、Chromeを再インストールするだけで正常に起動できるようになりました。
Chromeならまず再インストールを試す
Google公式も、Chromeに問題が発生した場合の対処方法として、アンインストールと再インストールを案内しています。
今回もこの方法で解決しました。
手順は次のとおりです。
- 必要ならブックマークなどをバックアップ
- Google Chromeをアンインストール
- Google Chromeを再インストール
- 必要ならブックマークを戻す
それぞれ説明します。
Chromeを再インストールする前にデータを確認
Chromeをアンインストールする前に、ブックマークなど必要なデータが残るか確認しておきましょう。
GoogleアカウントにログインしてChromeのデータを保存している場合は、再インストール後に同じGoogleアカウントを使用できます。
一方、ローカルだけに保存しているブックマークが心配な場合は、事前にHTMLファイルとしてエクスポートしておくと安心です。
Chromeが開ける場合はブックマークをエクスポート
Chromeがまだ開ける場合は、
Chrome右上の「︙」→「ブックマークとリスト」→「ブックマーク マネージャ」
と進みます。
ブックマークマネージャーのメニューから「ブックマークをエクスポート」を選択して、HTMLファイルを任意の場所に保存します。
Google公式でもブックマークマネージャーからブックマークを管理する方法が案内されています。
※今回のようにChrome自体がまったく起動しない場合、この方法ではエクスポートできません。Googleアカウントに保存しているかなどを確認してからアンインストールしてください。
Google Chromeをアンインストールする
Windows 11では、
「スタート」→「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
と進みます。
Google Chromeの右側にあるメニューから「アンインストール」を選択します。
Google公式でもWindows 11ではこの手順が案内されています。
Windows 10の場合は、
「スタート」→「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」→「Google Chrome」→「アンインストール」
です。
閲覧データを削除するかは注意
Windows 10版のGoogle公式手順では、アンインストール時にプロフィール情報を削除するオプションがあります。
これを選択すると、ブックマークや履歴などのプロフィール情報も削除対象になります。
単純にChromeを再インストールして復旧を試すのであれば、必要なデータを確認せずにプロフィール情報まで削除しないよう注意してください。
Google Chromeを再インストールする
アンインストールが完了したら、Google公式サイトからChromeを再度ダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の案内に沿ってインストールします。
現在Googleは、Intelプロセッサ搭載PCについてWindows 10以降、ARMプロセッサ搭載PCについてWindows 11以降をChromeのシステム要件としています。
インストール後にChromeを起動し、正常に開けるか確認してください。
私が実際に「サイドバイサイド構成が正しくない」エラーに遭遇したときは、ここまでの再インストールで解決しました。
必要ならブックマークを戻す
事前にブックマークをHTMLファイルへエクスポートした場合は、Chromeへ戻します。
Chromeのメニューからブックマークのインポート機能を利用して、保存しておいたHTMLファイルを指定します。
Googleアカウントにブックマークなどを保存している場合は、同じアカウントでChromeを使用してください。
再インストールしても直らない場合は?
Chromeの再インストールは、今回実際に解決できた方法ですが、すべての「サイドバイサイド構成が正しくない」エラーが再インストールだけで直るわけではありません。
Chrome以外のアプリでも同じエラーが表示される場合や、Chromeを再インストールしても直らない場合は、エラーメッセージに表示されているイベントログなどから原因を調べる必要があります。
また、Visual C++ランタイムが関係しているケースでは、Microsoftが提供しているVisual C++再頒布可能パッケージの修復・再インストールなどが必要になる場合があります。
Visual C++再頒布可能パッケージは、必ずMicrosoft公式サイトから入手してください。
Microsoft公式:最新のサポートされているVisual C++再頒布可能パッケージのダウンロード
※ここにMicrosoft公式リンク
インターネット上にあるDLLファイルなどを適当なサイトから個別にダウンロードする方法はおすすめしません。
Chrome以外のアプリで表示された場合
「サイドバイサイド構成が正しくない」というエラーは、Google Chrome専用のエラーではありません。
別のアプリで発生した場合も、
「そのアプリを再インストールすると改善するか」
を確認するのは一つの方法です。
ただし、アプリによって必要なコンポーネントや対処方法は異なります。
そのため、Chrome以外の場合は、まずそのアプリの公式サポートでエラー情報や再インストール方法を確認してください。
まとめ|Chromeなら再インストールで直る場合がある
Google Chromeを起動したときに、
「このアプリケーションのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした」
というエラーが発生しました。
今回実際に解決できた方法は、Google Chromeのアンインストール→再インストールです。
Google自身もChromeの問題に対する方法の一つとして、アンインストールと再インストールを案内しています。
ただし、「サイドバイサイド構成が正しくない」というエラーの原因は一つとは限りません。
Chromeの再インストールで改善しない場合や、ほかのアプリでも同じエラーが出る場合は、Visual C++ランタイムやイベントログなどを含めて原因を調べる必要があります。
まずChromeだけで発生しているのであれば、必要なデータを確認したうえで再インストールを試してみてください。
